2000年6月16日から18日の週末、英国シルバーストーンサーキットで第50回M.G.Car Club International
Meeting（通称本国ＭＧデイ）が開かれました。このイベントは３日間にわたりレース、コンクールデレガンス、オートジャンブル、ジムカーナ（英国流にいうとDriving
Test）、ディナーパーティなど盛りだくさんのメニューが並び、来場者24,000人以上、来場したＭＧ11,400台以上（共にSafety
Fast 2000年7月号による）という文字通りＭＧに関する世界最大のイベントです。
参加者もイギリスだけでなく、ヨーロッパ各国、アメリカ、カナダ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドと名実ともにインターナショナル・ミーティングになっています。神戸ＭＧカークラブでは、一昨年に続き英国派遣団を結成し１０人もの有閑な（勇敢な）メンバーが参加いたしました。
今年のミーティングは絶好の天気に恵まれ、雨が降るとぬかるみになる駐車場（今年のＦ１イギリスＧＰを思い出してください）に悩まされることもありませんでした。多くの参加者が二回目（中には四回の人もいて）とあって、ゆとりをもって部品漁り、ＭＧ諸モデルのレース観戦、コンクールデレガンス観賞、など充実した二日間を過ごしました。
参加者の部品漁りや、写真激写の様子は本国のＭＧカークラブのホームページにも紹介されてしまいました。また今回は戦前モデルに詳しい事務局長のコメント付き、戦前モデルの紹介ビデオ撮影という企画を立て、ほとんどすべてのモデルの特徴を撮影する事ができました。撮影中、英国人に日本の某有名誌取材班に間違われるという光栄にも浴しました。
シルバーストンの後、Peter GregoryやMike Allisonなどの戦前型ＭＧのレストア工場を訪問見学、モーガン工場の見学など日本では得られない経験をしてまいりました。